自称変わり者の寝言
はあはあはああたしの呼吸は荒い
春が二階から落ちてきた
射たれる日まではあまり気に入った仕事ではなかった
!僕は起き上がる掛け布団がばさっと床に落ちた
俺たちこれでブレイクするんじゃね? ’02年の2月嵐にはそんな空気が漂っていました
酸っぱさと皮が入り混じったような臭いで目が覚めた
左手の指先にかすかな痛みがあったもちろんそんなはずはない俺はもうすべての両手足を失っているからだ
古い歴史をもつ海辺の街風早の街
京都市か京都府か
葉桜は夏の季語だそうだ
昔々あるところにというくらい昔せき止めにチミツシンという茶色い液体を飲まされた
伝言が好きなの女の子は言った
亜佐美が死んだのはショックだったな
わかったようなことを言っていたってわかっていたのは過去の話だ
沈黙は単に人間が語るのを止めることによって成り立つのではない
あなたは30代以降どんな人生を送りたいですか?
ある朝星沢皇児が妙に気掛かりな夢から眼を醒ますと自分が寝床の中で見知らぬ恐ろしくハンサムな男に変わっているのを発見したのです
伸ばした小指のつめはきっと春のさきっぽにもうすぐ届く
女は厭がっていたのだ
少年の名はサンチャゴといった
他人を自覚的に意識的に踏み台にできる人間ってのはなかなかどうして怖いものがあるよな
犯人は考えている
これは箱男についての記録である
十月のその土曜日長く続いた雨があがった
たとえばバッハのルドベルク変奏曲を弾くように毎日を思い通りに演奏することができるだろうか?
学びとはなんなのか
阿形順正は私の全てだった
真っ赤な嘘というけれど嘘に色があるならば薔薇色の嘘をつきたいと思う
何度確かめても受け取った名刺には渡来真緒とある
ひとは青春期に至って突然新しい世界を持つということがある
運が良ければここから野生のアザラシが見えると教えられた浜辺で
青い空がどこまでも続いていた
私の男はぬすんだ傘をゆっくりと広げながらこちらに歩いてくた
彼はひどく風変わりな少年だった
とおいとおい空のむこう雲をこえてかぜをすりぬけてそのもっともっとむこうに一頭のゾウがすんでいました
女は厭がっていたのだ
それはただ触覚と聴覚とそして僅かの嗅覚のみの恋でございます
神さまがいなくなった猟鬼が泣いた
どんなふうに生きてもいい時代になりました
たとえば彼女が死んでもきっとその花は咲くだろう
さびしさは鳴る
届きますか届きません
死刑囚は最後に饅頭とタバコをもらえるのだと何かで読んだことがある
正直いって初めて会ったときはチャルズ・ストリックランドが特別な人間だなどとは思いもしなかった
時刻は午前三時十四分十月三日
この疑わしい本の根底に何があるにせよ
 山路を登りながらこう考えた  智に働けば角が立つ情じょうに棹させば流される意地を通せば窮屈だ
いよいよだなああなんだかドキドキしてきたよ
恥の多い生涯を送って来ました自分には人間の生活というものが見当つかないのです